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HANABI!! HANABI!!


仕掛け花火
仕掛け花火には枠仕掛(わくじかけ)、滝仕掛(たきじかけ)、水中花火(水上花火とも)、回転物、スターマイン、箱乱玉(はこらんたま)などがある。


星(ほし)と呼ばれる色を発する火薬には掛け星(かけぼし・丸星)や打ち星(抜き星)、プレス星や切り星、パイプ星などがあります。

打ち上げ方法
打ち上げ方法には単打ち(たんうち)、早打ち(はやうち)、対打ち(ついうち)、追打ち(おいうち)、スターマインなどがあります。

割薬(わりやく)
割薬は玉を破裂(開発)させ星を飛ばす役目を担う火薬です。芯には籾殻やコルクなどが使われます。

花火陣屋 
滋賀県の国友村といえば鉄砲の生産で有名な地である。種子島に1543年に伝来した翌年には製造を始めていたと伝えられる。江戸になり太平の世が続くと鉄砲鍛冶は花火師へと移行し関西を中心として備中や備後あたりまで上げに行っていたそうである。昭和の初めまでは毎年のように姉川河原で競技会が開かれており、その花火を打ち上げるための指揮所及び格納庫、観覧場所になるのが「花火陣屋」である。間口や奥行きは二間ほど。木製の組み立て式で現在は、打ち上げ用の筒や提灯、まといなどの備品が置かれている。同じように愛知県岡崎市にも花火陣屋があり、こちらにも筒をはじめ当時の貴重な資料が保存されている。現在でも長野県の一部の伝統花火の行事で陣屋を見ることができる。


花火の事故
事故には黒玉 (くろだま) 、筒ばね、過早発 (かそうはつ) 、低空開発、地上開発、残滓(ざんし)などがあります。

季節はずれの花火物語
花火は夏の風物詩であるが実は意外と季節外れに見るのもいいものだ。最近はクリスマスやカウントダウンも上げられるようになったし敢えて冬に花火を上げるところも増えてきた。なんといっても色が鮮やかである。空気の透明度が高いため夏より色が綺麗に見えるし音の反響も大きい。それに人が少ないのが利点だ。人ごみの苦手な方でも悠々と見れる。また打ち上げる花火師さんも夏と違い余裕があるので普段では見られない玉も打ちあがる。特に有名なのが 「長野えびす講 」である。ここは現代の川中島の戦いと評され国内トップクラスの二社が技を競っているので全国からマニアばかりでなく業界関係者のほとんどが観覧に訪れる。

富士山の花火
1982年8月29日、富士山の六合目で花火が上げられた。目的は富士山で上げた花火は東京で見えるか? 午後七時、海抜2630メートルから三尺一寸玉(直径93センチ)が打ち上げられ無事に成功。花火は3280メートル地点で直径700メートルの花を咲かせた。重さは263キロ。玉名は「昇り曲導付錦かむろ菊紅緑小割浮模様」(のぼりきょくどうつきにしきかむろぎくこわりうきもよう)

黄金伝説   
千葉県成田市で秋に開催される「NARITA花火大会in印旛沼」の目玉のプログラムで二人のMCの掛け声で始まり観客の手拍子が打たれる中、音楽に合わせて打ち上げられる。ラストはこれでもかというほどの銀冠菊が会場全体を覆い尽くすように降り注ぐ。


花火の構造
日本の花火には大まかに4種類の構造に分けられます。一般的な丸くなる割物 (わりもの) 、工夫次第でいろんなものが作れるポカ物、二つの中間的な要素の半割物 (はんわりもの) 、何らかの形を表現した型物(かたもの)などがあります。

花火大会とマナー
どこの花火大会も今では人やもので混雑。そこで考えなくてはならないのが私たちのマナー。 最近はゴミ箱を置いていない大会も。 持ってきたものは全て持ち帰って頂く主旨。 また 歩きながらのタバコは小さなお子さんにあたったり危険が伴う。 虫除けスプレーも食事中の人のそばで平気で使用するなど 最近は特にこのような目にあまる光景を目にする事がある。 私が今まで多くの大会に足を運んで驚いたのが逗子の花火大会。海岸の砂浜で鑑賞するのだがペットボトルなどゴミひとつ落ちていない。 そして駅までの行列にも歩きタバコがいない。こんなマナーの良い街がいまどきあるんだと感心した。

長野冬季オリンピック
平成10年(1998)に行われた長野冬季オリンピックでは県内の打ち上げ業者が揃い8分間に、4909発を打ち上げテレビを通して世界中に放映され世界中から賞賛の声が上がった。多重芯の菊型花火を見ることは海外の花火師にとっても初めてのことだったといえる。その後、長野の花火はスペインのバルセロナのオリンピックでも打ち上げる。