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HANABI!! HANABI!!


神農本草経
中国最古の薬物書で、硫黄は紀元2世紀ごろから知られ利用されていた。 道家は、硫黄は男性の精力を強め、女性の冷感症を治すと信じていた。

武経総要(ぶけいそうよう)
曾公亮(そうこうりょう)と宋の官選宮廷天文学者、楊推徳が1040年から1044年にかけて編纂した兵書で、最も古い火薬の記述がある。最初の火薬兵器が使われてから約150年後に書かれたとされる。

列仙伝(れつせんでん)
中国の書物で、「消石」を食べれば寿命がとてつもなく延びると書かれている。
中国では硝石のことを「消石」と表記する。


本草綱目(ほんぞうこうもく)
1596年に李時珍(りじちん)が書いた書物で、火薬は苦味のある酸味がして弱い毒性がある。 はれものや輪癬(りんせん)の治療に使われ、蠕虫や昆虫を殺し、湿気や伝染病による高熱を消散させる。

葛洪(かつこう)
紀元300年ごろの錬丹術師で、硝石と硫黄の混合物に最初に言及した記述が見られる。

孫思邈(そんしばく)
650年ごろの隋の錬丹術師で、同量の硫黄と硝石を混合する製法を考えた。


鉛汞甲庚至宝集成
808年に趙耐庵(ちょうたいあん)が編纂したもので硝石と硫黄に乾燥させたウマノスズクサを混ぜることで、「火で明礬を抑制する方法」が書かれている。
ウマノスズクサが炭素を供給するため、発火して炎をあげるが爆発はしない。(火薬の一形態)

真元妙道要略
850年ごろに書かれた作者不詳の霊薬の手引書で、35の霊薬の処方と手順が記されているが、誤った危険な薬物であると伝えられている。三件には硝石が含まれていて、火薬の一種が作られたと考えられる。この中の内容に、硫黄、鶏冠石(二硫化ヒ素)、および硝石には蜂蜜(乾燥させたものであれば、これは炭素を供給する)と混ぜて熱すると煙と炎があがり、火傷をおって作業所も全焼した。.