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HANABI!! HANABI!!


フェニックス
2004年10月の中越大地震を受けて翌年の2005年から長岡大花火大会で復興花火として行なわれているプログラム。打ち上げ長さ2.8キロ ( 2011年度 ) という広大な幅を確保し、平原綾香さんの 「 ジュピター 」 に合わせて打ち上げられる。錦冠菊の中に不死鳥が羽ばたく様は、まさに復興・復活のイメージを与える。

永山大照明 ( ながやまだいしょうめい )
東京都青梅市で開かれる納涼花火大会で行なわれるプログラムで永山丘陵の遊歩道に噴き出し花火を仕掛けて、丘陵全体を花火でライトアップするという幻想的な仕掛け花火。

空中ナイアガラ
銀滝(ぎんたき)を使用したナイアガラを銀冠菊(ぎんかむろぎく)を使い空高く空中で再現するもので昭和年代末に確立された。

kiss of fire
長野県諏訪市で開催される花火大会の名物プログラムで水上スターマインを幅数百メートル離れた位置から中央よりに発射してラストは花火と花火が重なりキスをする。というイメージから名付けられた。


銀滝
直径2cmほどの紙筒にアルミニウムを水練りし、先端に点火薬を付けたものを詰めロープに何本も吊るしたものを銀滝(ぎんたき)と呼びます。基本はアルミを使用した白色(銀色)ですが、紅色、緑色、紫色、黄色、水色もあります。他には点滅滝もあり紅色と緑色もあります。燃焼時間は約50秒±3秒で色によって燃焼速度が異なるのでランスの長さは違います。銀滝は260mm、色物は210mm、点滅の紅は150mm、緑は130mmです。このランスを約40cm~90cm間隔でロープにくくりつけ先端部分を速火線で繋いである。これをクレーンなどを使って吊るして一方もしくは両サイドから点火する。中央部を高く持ち上げて吊るすと山仕掛けとよばれ「富士」や地元の名山などの名がつけられる。また両端を吊っただけのものは滝の水の流れに見えることから「ナイアガラの滝」などと呼ばれています。プログラムではラストに行なわれるのが一般的で昔からナイアガラが始まると、そろそろ終わりに近づいたことを知らされる。特に有名なのが諏訪湖で全長2kmをほこる。全長が長い場合は滝の長さも通常より火薬量を増やし時間を長くする場合もあり650mmで作られたこともある。

雪上自爆
雪面に花火玉を置いて開発させるもので、1990年代はスキー場などのイベントで見られたが近年は雪崩を誘発する理由から、ほとんど行われない。


水中花火(水上花火)
水中花火は仕掛け花火の一種で水面に置いて玉を開発(破裂)させ、半円もしくは孔雀が羽根を広げたように見える。「投げ込み」といって玉に点火をして船から水面に落とす方法と、「自爆」といって予め何らかの方法で玉を水面に浮かべて開発させるもの、また近年では「打ち込み」といって陸から水面に向かって玉を打ち込む三種類のやり方がある。特に打ち込みに関しては距離と角度を上手く計算しないと水面に落ちる前に開発する可能性もある。

スマホ連動型花火
2014年10月11日に開催された千葉県のNARITA花火大会in印旛沼で試験的に試みた花火を観覧する方法で、観客が持っているスマホから音楽花火の音源を流したり花火と「じゃんけんぽん!」をするなど、これまでにない花火大会の楽しみ方を提案している。特に音楽花火に関しては、観客がイヤホンなどを通じて直接的に耳にするために、スピーカーとの距離によるタイムラグがなくなり感動が増幅される。

ストーリー花火
2011年に開催された秋田県大仙市での「全国花火競技大会」の創造花火で出品されたもので、愛知の磯谷煙火店が「今夜どこかのBARで?男と女の物語?」と題して過去に例を見ない新たな打ち上げ方法で見てる人を驚かせた。その後、続編や新たな作品も見られ業界でも話題なっている。